BraveでAIブラウジングを使用する方法 フォローする
⚠️ 重要な注意事項:2025年12月現在、AIブラウジングは早期テストのためにBrave Nightlyでのみ利用可能な実験的機能です。エージェント型Webブラウジングには、私たちが「エージェント型ブラウジングにおけるセキュリティとプライバシー」シリーズで紹介しているようなAIブラウジング固有のセキュリティやプライバシーのリスクがあります。慎重にご利用いただき、機密性の高いデータを扱う作業は避けてください。
AIブラウジングは、ブラウザにユーザーに代わってタスクを実行する自律的な機能を提供します。単に質問に答えたりコンテンツを要約したりするだけでなく、AIブラウジングはWebサイトを自らに閲覧し、複数の情報源から情報を調査し、ショッピングカートに商品を追加し、製品を比較し、複数のステップからなるタスクを完了することができます。これらすべての動作において、ユーザーは常にその動作を制御できます。
プライバシーファーストの企業として、Braveはこの革新的な技術をテストする際にユーザーを保護するための複数の安全対策を実装しています。AIブラウジングは隔離されたブラウザプロファイルで動作し、意図したアクションを検証するためのアライメントチェックを使用し、ユーザーのデータをログに記録したり保持したりしないというBraveのコミットメントに基づいています。
AIブラウジングとは?
AIブラウジング機能により、Leoはブラウザ内で自律的に動作し、ユーザーによって指定されたタスクを実行できるようになります。単に情報を提供するだけでなく、AIブラウジングでは以下のことが可能です。
- 複数のWebサイトにアクセスし、その内容を解析したうえでの特定のトピックのリサーチ
- 複数ショッピングサイトを横断した製品比較
- 商品のショッピングカートへの追加
- 購入前に使用可能なプロモコードチェック
- 複数ソースから情報を集めての包括的なリポート作成
- Web上で情報を調査してのファクトチェック
- 普段であれば細かな操作が必要な複数操作のワークフロー作業
AIブラウジングは、スキル機能を含むBraveの既存のLeoの機能とシームレスに連携します。例えば、記事の裏付けとなる証拠を調査して評価する /fact-checkスキルや、購入前に割引コードを検索する /check-promo-codes スキルを作成することができます。
動作環境
- プラットフォーム:デスクトップ(Windows, macOS, Linux)
- ブラウザバージョン:Brave Nightly 1.87以降
- サブスクリプション:Leoプレミアムのサブスクリプションは不要
- 今後の動作環境:将来的にAndroid, iOSにてサポート予定
重要なセキュリティとプライバシーに関する情報
リスクを理解する
エージェント型ブラウジングには常にリスクが伴います。AIエージェントにブラウジングの制御を委ねることで、個人データが露出したり、エージェントが意図しない動作を実行したりする可能性があるのです。Braveは複数のセキュリティ対策を実装していますが、これらの保護機能をもってしても悪意のある攻撃者が Webコンテンツに指示を埋め込むプロンプトインジェクション攻撃など、すべてのリスクを排除することはできません。
主なリスクは以下の二つです。
- 悪意のある攻撃者:Webサイト上でプロンプトインジェクションを試み、エージェントの動作を操作しようとする攻撃者
- AIモデルの混乱によるアクション:AIモデルが指示を誤って認識し、意図していない行動を起こす可能性がある
Brave はAIブラウジングのリリースにあたり、慎重で段階的なアプローチを採用しました。まずNightly(テスト用ビルド)でオプトイン形式のフラグが有効となった場合にのみ機能提供し、早期テスターやセキュリティ研究者からのフィードバックを受け付けしています。
Braveの保護機能
Braveは様々なリスクを少しでも減らすため複数の手法を用いてセキュリティ機能を組み込んでいます。
隔離されたストレージ:AIブラウジングにおいては日常的に使用しているプロフィールとは別のプロフィールを新規に作成し、クッキーやログイン状態、キャッシュ、サイトベータなどを切り離して管理します。このような分離を行うことで、エージェントが通常のブラウジングプロファイルにアクセスすることを防ぎ、もしも保護機能が失敗した場合でも、既存のログインセッションや個人データを保護します。
アライメントチェッカー:2つ目のAIモデルが、エージェントの計画されたアクションを実行前にレビューし、元のリクエストと照合することで、エージェントがユーザーの意図に従っているかを確認します。このアライメントチェッカーは、潜在的なプロンプトインジェクションや意図しない動作を検出するように設計されていますが、すべてのリスクを排除することはできません。
ユーザー制御:AIブラウジングは手動で起動する必要があり、自動的に有効化されることはありません。インターフェースでは、エージェントがアクティブな状態と実行内容が明確に表示され、会話ビューで手動介入するオプションが用意されています。アライメントチェッカーによって潜在的にリスクがあると判断されたアクションは、警告が表示され、実行前にユーザーの許可が必要となります。
アクセス制限:AIブラウジングは、メインのブラウザプロファイル、内部ブラウザページ(brave://settingsなど)、非 HTTPS ページ、または Safe Browsing によってフラグが付けられた Web サイトにアクセスできません。
データプライバシー:AIブラウジングはBraveの標準的なプライバシー保護に従います。会話はログに記録されず、保持されず、モデルのトレーニングに使用されることもありません。IPアドレスはリバースプロキシを通じて隠され、個人データは Brave のサーバーに保存されません。BYOMを介したローカルホストモデルまたは他のサードパーティAPIのサポートは今後のリリースで実装される予定です。
AIブラウジングを有効にする方法
AIブラウジングはデスクトップのBrave Nightlyで、以下の手順でフラグを有効化することで使用可能になります。
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Brave Nightlyをダウンロード、インストールします。
- Brave Nightlyを起動し、アドレスバーに
brave://flagsと入力します。 - 検索欄に
#brave-ai-chat-agent-profileと入力し、検索を行います。 -
Brave AI browsingが表示されますのでEnabledに変更します。 - ブラウザを再起動するとフラグの変更が適用されます。
AIブラウジングの使用方法
- サイドバーよりLeo AIを表示させるか、アドレスバーに
brave://leo-aiと入力してLeo AIの画面を表示します。 - プロンプト入力欄のAIブラウジングアイコンをクリックします。
- AIブラウジング用のプロフィールにて新しいブラウザウインドウが表示されます。
これでAIブラウジングを使用する準備が整いました。
AIブラウジングを使用する
AIブラウジングがアクティブになると、プロンプトに基づきAIが自律的にWebサイトに遷移し、行動するようになります。
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作業依頼:Brave AIに以下のように様々なタスクを依頼することができます。
- "CRMプラットフォームを調査して比較結果をレポートにして"
- "主要な販売サイトで(商品名)を比較してどこが最も安いか調べて"
- "(サイト名)のプロモコードがないか調べて"
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スキル:AIブラウジングと保存済みのスキルを組み合わせて使用することができます(スキルは事前に作成しておく必要があります)。
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/fact-checkを使用し、記事の内容が正しいかAIエージェントに調べさせる -
/check-promo-codesを使用し、支払い前にクーポンの有無を調べる -
/competitiveを使用し、競合Webサイトを調べ洞察を得る
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複数操作のタスク:AIブラウジングは複雑なワークフローを処理することができます。
- "(商品1)(商品2)(商品3)を(販売サイト名)のカートに追加して"
- "(トピック)について過去1ヶ月間の最新動向を調査し、重要なポイントをまとめて"
AIブラウジングは、サイドバーと全画面表示のどちらでも利用できます。エージェントのすべての操作はチャットウィンドウ内で確認できるため、エージェントが何をしているのか正確に把握できます。
セッションの管理
- AIによるブラウジングの進行状況をチャットインターフェースでリアルタイムに確認できます
- エージェントが意図した動作をしていない場合はいつでも中断できます
- 攻撃者によって不正に挿入された可能性のある機密性の高い操作については、AIブラウジングが実行前にAI処理を続けるか許可を求めます
- Session data: AIブラウジング用の作成されたプロフィールとその中のデータは、その他のブラウザプロフィールと同様にウインドウを閉じた後も保持され、改めて使用することが可能です。
AIブラウジングセッションを終了して通常のブラウジングに戻るには、ウィンドウ右上の「AIプロファイル」アイコンをクリックし、戻りたいプロファイルを選択してください。
ユースケースの紹介
研究者、学生向け
- 複数ソースの裏付け:「これらの統計情報を3つの異なる信頼できる情報源と照合し、相違点があれば教えて」
- 包括的リサーチ:「○○に関する最新の学術論文を調査し、現在の考え方の要約を作成してください」
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ファクトチェック:主張を裏付ける証拠を調査して自動的に検証する
/fact-checkスキルを作成し、使用する
オンラインショッピング向け
- 価格の比較:「Amazonや家電量販店、大手小売店で○○を検索し、送料を含めた価格を比較して」
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プロモコード調査:購入前に有効な割引コードを検索する
/check-promo-codesスキルを作成し、使用する - プロダクト調査:「300ドル以下のノイズキャンセリングヘッドホンのトップ5を、最新のレビューに基づいて比較して」
専門的な使い方
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競合分析:
/competitiveスキルを作成し、競合他社の製品やサービスを調査し、詳細な比較を作成できます - マーケットリサーチ:「(任意の業界)のトップ10社を調査し、それぞれの主な差別化要因をまとめてください」
- レポート作成:「業界ニュースサイトから(任意のトピック)に関する情報を収集し、エグゼクティブサマリーを作成してください」
複数機能を活用したより便利な使い方
AIブラウジングをLeoの様々な機能と組み合わせてより効果的な使い方ができます。
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AIブラウジング + スキル:AIブラウジング機能を活用したカスタムスキルを作成しましょう (例:
/research-brief,/competitive,/fact-check) - AIブラウジング + 複数タブコンテキスト:複数のタブを開いた状態で、AIブラウジングにすべてのタブの情報を分析・統合するよう依頼することができます
- AIブラウジング + メモリ:Leoのメモリー機能を有効にすると、AIブラウジングが今後のタスクであなたの設定や過去の調査内容を参照できるようになります
判明している制限事項
- レート制限:複雑なタスクには多数のリクエストが必要になる場合があります。タスクの実行中にレート制限に達して停止した際は、エージェントに「継続して」と指示するだけで、タスクを再開できます。
- モデルの制約:AIブラウジング機能は、基盤となるAIモデルの能力によって制限されます。複雑なリクエストを最初の試行で正しく解釈できない場合があります。
- アクセス制限:セキュリティ上の理由により、AIブラウジングはブラウザの内部ページ(brave://settings、brave://flagsなど)、HTTPS以外のWebサイト、およびセーフブラウジングによってタグ付けされたページにはアクセスできません。
- 実験段階:初期テスト段階の機能であるため、AIブラウジングは予期しない動作を示す場合があります。そのため、2025年現在、複数の安全対策を施したNightly版でのみ利用可能となっています。
トラブルシューティング
AIブラウジングアイコンが表示されない:
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brave://flagsにおいて#brave-ai-chat-agent-profileが有効になっていることをご確認ください - 設定変更後、Brave Nightlyを再起動してください
- Brave Nightlyのバージョン1.86以降を使用していることをご確認ください
エージェントから応答が返らない:
- レートリミットに達していないか確認し、もしもレートリミットだった場合はエージェントに処理を続けるよう指示してください
- もっと明確な指示となるよう、エージェントへの指示を修正してください
- エージェントが混乱してる場合は、新しいセッションを作成し、エージェントへの指示を再作成してください
エージェントが繰り返し許可を求める:
- 慎重になるべき処理を行う際には、このような振る舞いが想定されています
- 行動を許可する前に、エージェントが何をしようとしているのかご確認ください
- 意図しない行動をしている場合は、許可申請を却下し、エージェントへの指示を再度確認してください
エージェントの振る舞いが適切か心配:
- エージェントはいつでも停止、中断することができます
- どのような処理を行なっているかステップを確認することができます
- セキュリティの問題が生じた場合、Braveのバグ・バウンティ・プログラムにぜひご報告ください
AIブラウジングデータの管理
プロファイルの永続性:分離されたAIブラウジングプロファイルは、AIブラウジングウィンドウを閉じた後も、選択可能なブラウザプロファイルとして残ります。後で再度アクセスしたり、他のブラウザプロフィールと同様に設定を変更したりデータを消去したりできます。
データ削除:AIブラウジングのプロフィールにおいてデータを削除する場合は以下の操作を行なってください。
- プロフィール選択画面を表示してください「プロフィール」メニューより、AIブラウジングで使用するプロフィールを選択してください(デフォルトでは "Leo AI Content Agent" となっています)
- AIブラウジングで使用するプロフィールを選択してください(デフォルトでは "Leo AI Content Agent" となっています)
- ブラウジングデータを削除するか、プロフィールを完全に削除してください
セッションログ:AIブラウジングは、分離されたプロファイル内でセッションのログを保持します。このデータはユーザーが管理でき、いつでも削除できます。
AIブラウジングの改善にご協力ください
AIブラウジングは現在開発中であり、皆様からのフィードバックをお待ちしています。
セキュリティ問題の報告:AIブラウジングでセキュリティ上の脆弱性を発見した場合は、バグ・バウンティ・プログラムにご報告ください。この初期リリース段階では、AIブラウジングに関する有効かつ対象範囲内のセキュリティ問題に対して、通常の2倍の報奨金をお支払いします。
フィードバックとバグの共有:オープンソースブラウザとして、GitHubでのバグレポートや機能リクエストを歓迎しています。
その他詳細:エージェント型ブラウジングにおけるセキュリティとプライバシーに関するシリーズ記事をお読みいただき、安全なエージェント体験を構築するための私たちのアプローチをご理解ください。
関連ドキュメント
Leoの各種機能に関する詳細は以下の記事もあわせてご覧ください。